山登り、はじめました。2017年のわたしです。
最初は「歩くの好きだし〜」程度の気持ちで誘われるがままに行ってみたのですが、思った以上にハマってしまい、11〜12月は9回あった週末のうち7回山に行っておりました。もう平日は週末の天気が気になって仕方がないし、土日いずれかは山のために空けておきたいのでイロイロなお誘いを断ることも増えてしまいました。山は大切な日常の一部なのです。スイマセン。
以下、山とわたしの2017年、振り返り。
4月
ホワイト企業なので、入社早々に登山に誘われる。行き先は丹沢の鍋割山。
ヤマノススメメソッドで、新宿の石井山専にいって「今度鍋割山に行くのですが…」と相談して、スタッフさんに懇切丁寧に教えてもらって3種の神器(ザック、登山靴、レインウェア)を揃える。
- 作者: しろ
- 出版社/メーカー: アース・スター エンターテイメント
- 発売日: 2013/04/26
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鍋割山
想像以上にガチ登山(体力勝負)で息を切らしながら登る。
まだ冬の気配が残る寒い山頂で食べた鍋焼きうどんは本当においしかったです。
5月
黒斑山(浅間山外輪山)
はじめての単独登山はGWの帰省を兼ねて黒斑山へ。間近で見る浅間山(噴火警戒レベル2で未だ登頂不可)はとにかく大きくて綺麗で、自然と「うぉーでけぇー」と声が出てしまった。
軽アイゼンは持っていたものの、残雪で道が全くわからない草すべり(かなりの傾斜)を登ったときは、普通に身の危険を感じました。途中から地元登山者の方々と合流して一緒に登ったのですが、初心者一人ではかなり危なかった気がします。猛省。
後から知ったことですが、このときのルートはヤマノススメ聖地巡礼だったようで、あの女の子たちは想像以上にガチ登山をしているんだな、と…。(もちろん季節次第ですが。)
男体山
体力勝負の山として有名な男体山に登る。登る、登る、ひたすら登る。
この1年はとにかく天候に恵まれず、このときも雨で眺望は皆無。中禅寺湖を眺めることはできませんでした。
山頂でエクスカリバーに登る著者です。
6月
会社のUS出張で登山はナシ。
しかしこのときairbnbのホストと物凄く仲良くなって、現地のアウトドアショップでLEKIのトレッキングポールを一緒に選んで購入。「今度は休暇とってアメリカにおいで。いっしょにヨセミテでもいこうや。」などと話して別れました。
7月
瑞牆山
海の日の三連休、天気予報とにらめっこして瑞牆山へ。岩登りの多い山は早く登ってしまう傾向にあり、このときもコースタイムの1/2の時間で下山してしまった。そこまで早いともはや単なるスポーツになってしまう…ペース配分はいまだに難しいです。
この山行でバーナー、コッヘル、トレッキングポールを初めて使ったのでした。ガジェットが増えていく楽しさ…!
天狗岳
八ヶ岳!苔むす森!あぁ最高!!
一緒に行く予定だった人が起床に失敗したのでひとりで登る。
これはひとりでテンションがおかしくなった著者です。
このときが初山小屋泊。黒百合ヒュッテに、同行者を失った私はひとりで泊まる。予想外。寂しい。やることない。ガッとお酒を飲んでサッと寝る。
翌日、例のごとく眺望皆無な天狗岳山頂。
8月
夏だ!山だ!!
根子岳・四阿山
お盆の帰省中に、実家最寄りの百名山を探して登る。
この山は牧場から登ります。下山後のソフトクリームはしふくぅぅうであります。
実家パワーを発揮して昼食に母親作のゆかりおにぎり(めっちゃピンク)を持っていったところ、九州から来たという登山者の方に「そのおにぎり、メッチャ良い色してますねェ」と絡まれる。
こういう山での出会いからはじまる何気ない会話が大好きです。
車山(霧ヶ峰)
これもお盆の帰省中。休暇はいつもどこかへ家族で遠出をするのですが、今年は山にいきたいと熱望して霧ヶ峰へ。
白樺湖が見えます。小学生の頃、白樺湖ファミリーランドのぐるぐる回るアトラクションで激酔いした過去があります。
雲取山
高校時代の友人を連れて、一泊二日で“今年の山”(標高2017m)の雲取山へ。
雲取山荘での夜明け。あぁもう死ねる…とさえ思う。
初日は悪天候だったけれど、2日目はバッチリ晴れて富士山も見えました。どひゃー。
友人ははじめての登山だったので、体力的に厳しい夏の雲取山登山をチョイスしてしまったのは反省…。
9月
日光白根山
今年イチ晴れた山行。
五色沼が最高なんスよもう!ほんとにいろいろな色なの!すごい!!
10月
至仏山・燧ヶ岳
夜行電車・尾瀬夜行2355で尾瀬へ。以前4年間も会津に住んでいたのに、お恥ずかしながらこれまで尾瀬の存在なんて一度も意識したことがなかったですよ…。
鮮やかな紅葉を眺めながら自分以外誰もいない登山道を歩いていると「どうだい、この一人バイキング状態!全部私のだよ…!」という多幸感に包まれる(村崎ワカコ並の感想)。
宿泊は燧小屋。
- 作者: 信濃川日出雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
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風邪っぽかったので、早々に布団に潜って、小屋に置いてあった『山と食欲と私』を一気読み。これは素晴らしい漫画ですよ。共感できるポイントが多すぎる。
二日目は至仏山。振り返ると数時間前に歩いていた美しい尾瀬ヶ原や前日に登った雄大な燧ヶ岳の姿がある、というのは、なんとも不思議な気分でした。
11月
丹沢山
山女日記という本を読んだんですけどね、そしたら無性に山に行きたくなりまして。
- 作者: 湊かなえ
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- メディア: 文庫
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なお、これは湊かなえ作品ですが人は死にません。
紅葉にはまだ少し早かったのですが、天候に恵まれ、4月の鍋割山以来、ひさしぶりの丹沢の山を気持ちよく登ることができました。
このとき山女日記で書かれていた『練乳チューブで糖分補給』というテクニックを実践したのですが、これは良い。お手軽、楽々、おすすめです。
御岳山
会社のUSオフィスからトレッキング好きの同僚がやって来たので、みんなで手軽に紅葉を楽しめそうな奥多摩・御岳山へ。
ロープウェイでのぼります。
観光地化していて物凄い人混みで、完全に消耗しましたが、下山後のつるつる温泉がわたし史上No1レベルのいいお湯だったのでオールオッケーです。
伊吹山
大阪で講演の予定があったので、2日前から京都入りして登りました。初・西日本の山です。
ちょうど登った日が初冠雪だったようで、4合目くらいまでは鮮やかな紅葉と琵琶湖を、それ以降は今シーズン初の雪の感触を楽しみました。有給をとって登る、混雑していない山の素晴らしさたるや…!
大文字山
先述の講演はお昼からだったので、当日は早朝から大文字山に登り、下山後即大阪へ移動&エクストリーム講演をキメました。
下山後は銀閣寺に開店(?)凸することもできて、紅葉の時期の京都を独り占めできる素晴らしい行程でした。気持ちよかった…!
御前山
中野在住のわたし、散歩感覚でカジュアルに奥多摩へ行くことを学ぶ。
奥多摩湖がものっっっそい綺麗!こんなに碧いんですよ!!
低山の割には易しくなくて、スタート直後から鬼のような急登が続いたのが印象的でした。
12月
高尾山
友だちが突然「山に行きたい」と言い出したので、ウキウキ気分で一緒に高尾山行きを計画。
漫画『高尾の天狗と脱・ハイヒール』で予習をしていったのですが、これが良かった。
- 作者: 氷堂リョージ
- 出版社/メーカー: 竹書房
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- メディア: コミック
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山頂が人でごった返しているのを見て「ククク…情弱め…」と思いながら、少しだけ奥高尾方面へ足を伸ばして、もみじ台の細田屋でなめこ汁をいただいたのでした。
優雅にホットワインを作るなどしました。白ワイン、リンゴジュース、シナモンパウダーがあれば勝ち確です。
(この山行が今年一番楽しかったかも…かも…。)
三頭山
寒い!富士山が綺麗!お団子が美味しい!寒い!!
往復で3時間かからないくらいの山行で、少し物足りなかったけれど、こういうのもまたよろしい。
大山
年内最後の山、クリスマスイブです。ありがとうございます。
富士見台からハッキリと見えた富士山が雄大で、本当に綺麗で、涙が出そうになってしまった。
この写真では伝わらないのが残念ですが、間違いなく今年No1富士山。
というわけで
2017年は山に魅せられ、山に支えられ、山を中心に生きてきた1年間でした。
先日人生初の献血をしたこと、コンタクトレンズに初挑戦したこと、週2〜3回欠かさずランニングと筋トレを続けたこと…今年自分の身に起こった変化は、すべて登山に起因するものであります。
さらに、一昨日は人生初のスノボにも挑戦しました。
白馬ですよ!あぁ…長野県出身で良かった…。
さて、来年はどんな山に登れるのかな。